濱田総長、三鷹国際学生寮への熱い期待を語る

 s40法 長崎新一(東京大学同窓会連合会事務局長)
 

さる9月8日18時半より、学士会館にて三鷹クラブ第82回定例懇話会が開催され、濱田総長が三鷹国際学生宿舎建設への全学で取り組むことにしたと語られた。また、関西東大会沖野事務局長が参加され、三鷹クラブとの協力の地盤ができた。

 

濱田総長は、総長任期6年の間の目標を設定した「東京大学行動シナリオ^Forest2010森を動かす」の概略を説明し、特に、その重点テーマ別行動シナリオの一つである「タフな東大生」の育成に関し、具体的には、コミュニケーション・討議力を持った学生、多様な価値観と国際的な視野を持った学生を育てたい、その手段の一つとして、全寮制での人格形成の良さを生かし、現在はアパート化している三鷹寮を改修・拡大し、日本の学生と留学生が同じ釜の飯を食べる「三鷹国際学生宿舎」を建設、そこに、卒業生と一緒になって、未来を担う人材を育てるコミュニテイを作りたい、また、総長在任期間に、少なくとも入学した一学年は全寮制となる糸口を作りたいとの熱い思いを吐露された。

計画の詳細は、巻末に添付したが、教養学部創立60周年事業のプロジェクトとして、総工費40億円、現三鷹寮敷地に、新規に400の部屋(プラス旧寮改修の150部屋)を段階的に建築、共用棟も既存設備を大幅に拡充する、各フローアは8室の個室と共用の交流スペースで構成され、国際的な人材育成の場となることが期待されている。

 

関西東大会より、沖野事務局長が、台風にもめげず参加され、「三鷹寮リニューアル寄付へのご協力依頼」のチラシを配布すると共に、関西東大会として三鷹寮建設の寄付活動を強力に進めていくと挨拶され、濱田総長と熱い握手をされた。

 

同窓会連合会としても、濱田総長の熱い思いをできるだけ多くの卒業生に伝えることでこの活動を支援したく、「東大三鷹クラブの皆様へ」メッセージを巻末に添付する。

(文責:長崎)

 

東京大学濱田純一総長講演の要旨

                                              
 
s63農院 中谷俊昭

  

演題 「21世紀の東大、学寮、同窓会・・・『タフな東大生』の 育成を目指して」


東大総長の任期はかつては6年制であり、総長の激務の事情などで4年制になり、今回私から再び6年制となり、2015年まで任期となる。

 

かつての旧制高校は全寮制をとっていて、この全寮制には良い面もあった。

 

寮などでの人間教育は、大学へ入学するまでにするものだという方もおられるけれども、私(総長)はまだ大学入学の1年目であれば、教育の効果はあると思っている。

 

お手元にわたっている、「東京大学教養学部創立60周年事業」にあるように、三鷹寮を改築する。改築については、図のような間取りを計画しており、一人一人の部屋の中に台所や風呂などを入れると、学生は部屋に入ったままになるため、学生同士の交流を促進するために台所や風呂などは共用スペースに入れている。寝る部屋と勉強の場合のみ個室にして、そのほかの生活は共同になるように計画されている。

 

任期の2015年までの間の施策としてお手元の「東京大学の行動シナリオFOREST2015」をまとめた。これは前総長の施策の上にまとめられたものである。FOREST2015についてFORESTなどの説明、行動ビジョン(東京大学が目指すこと)の図、グローバルキャンパスの形成、「タフな東大生」の育成、卒業生との緊密なネットワークの形成などのページの説明を通じて寮の有効性を力説された。

 

寮での国際化と共に、大学院生は比較的海外へ出かけることはあるものの、学部の学生についても、夏休みなどに半月程海外で生活することも、国際的センスを養う上で有意義である。

 

三鷹寮の改築は、新入生全寮化へのプレステージであり、三鷹寮の建設を実現して、次に全寮化を実現したい。寮生活を経験された皆様の積極的なご協力をお願いしたい。


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