新春講演会開催報告

 掲題会を幹事並びに有志の会員の皆様のご協力を得て、通信1・2月号のご案内要領に従い、下記の通り開催することが出来ました。茲に改めて御礼申上げます。

1.演題: 世界を斬る!~驚くべき流れ(トレンド)~
2.講師: 泉 和幸(いずみ かずゆき)先生
3.日時: 平成19年2月2日金曜日
     18:30~21:10
           (受付開始 18:00)
4.場所: 大阪弥生会館
5.参加人数: 31名(無断欠席は無しでした)

 普通の日本人の日常生活空間・時間とは大きく乖離した、世界の政治・経済・宗教・軍事・社会の動きを対象にし、しかも中国古典など歴史の博識を背景に、“きんと雲”に乗った孫悟空が自在に広大無辺の時空を駆け巡るかのような講演内容でした。
従い、馴染みの無い或いは少ない人や事件などの名称が先生の口から発せられること屢々で、自らが持っている知識や得られる情報のみでは到底理解しきれない部分もあったと思います。そういう意味では、通信で先にご案内しました通り“玄人受けする”講演であったかと考えます。
 平たく話していけば10数時間は掛かるであろう内容を90分に圧縮していただきましたので、先生の話に追いつくのに、脳味噌も沸騰せんばかりにフル稼働しておりました。ご参加の皆様は如何でありましたでしょうか。
それでも、身近な話も沢山あり、平凡に見える事象についての見事な炙り出し・分析法、独自の視点には正に“目から鱗”の連続でした。
 講演に次ぐ懇親会では、3つのテーブルで泉先生の争奪合戦に似た状況が繰り広げられ、お気の毒に先生は飲食を殆どされず、ホテル側から退室懇望の使者が来るまで約束の時間を越えて、皆様の熱心な質問に丁寧に回答されていました。
 さて、巨大な象を撫でるようなもので恐縮ですが、小生のメモから講演の一部をご参考まで取り出して書いてみます。(聞き違い、記憶違い、拙い理解力は予めご容赦願います)
・ 八城氏は、貸出過剰に陥っている中国の国有銀行を指導されている。それは、かつて同じように日本が経験したことからの教訓を中国に伝授し、ソフトランディングさせるためである。
・ IT技術と石油供給力と鉄鋼生産力と労働力のそれぞれを介在させつつ発展しているBRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国)の動きと世界との密接な関係
・ 米軍の韓国からの撤退とゴールドマンサックスの動きとの関係
・ インド系鉄鋼メーカー“ミタルスティール”が“アルセロール”を買収し圧倒的な世界NO.1となるのに対抗しての日本の鉄鋼メーカーの連携工作
・ インターネット・ガヴァナンスと称される国際問題の原因である、米国のICANNという組織の情報社会支配力とそれの打破を目論む複数の国々のひとつである中国による衛星破壊実験の成功による恫喝
・ 中国を懐柔するために中国のアフリカにおける石油掘削資金を米国が提供しようと、ゴールドマンサックス出身のポールソンが30数回中国を訪問している事実と、小泉政権後の安倍首相が中国に急接近したことの関係
・ 円借款がストップする代わりに米国が肩代わりするという政治の構図
・ 李克強が中国次世代のリーダー
・ 上海シックスについて
・ 鄧小平の遺言「米国のような合衆国にしないと、将来中国は崩壊する」
・ 中国の今後の変化の可能性:①成長第1主義→成長の長期的継続②労働集約型→高付加価値型
・ イランの核開発に使われる日本の都市銀行からの融資金とイランの銀行“セパ”と“サデラート”への米国からの金融制裁の関係

以上

文:事業委員長 白井 俊和
写真:幹事 沖野 研一








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