大阪京大クラブ3月定期例会(食事会・講演会)参加報告
掲題会が下記の要領にて開催され、白井代表幹事、菊池代表幹事、沖野事務局長とともに出席して参りましたので、報告します。
記
日 時:2010年3月10日(水) 17:30 ~
場 所:(社)中央電気倶楽部3階食堂
講 演:小山 勝二氏(京都大学名誉教授)
NHKのHPより
演 題:「京都1000年の超新星とX線写真」
出席者:約90名(関西東大会からは4名が参加)
【例会の進行】
鈴木会長のご挨拶の後、家木副会長ほかからいくつかのご案内が続き、初参加や新入会員の方のご挨拶がありました。関西東大会の4月例会と8月例会のご案内も配布されました。いつもながら90名近い盛会で、引き続き食事会となり、その後講演会が行なわれました。
【講演会】
演題を見ると「いったいなんのこと?」という感じですが、これもNHKテレビの人気番組「爆笑問題のニッポンの教養」への出演で有名になられた小山先生の「つかみ」のひとつなのでしょうか。小
山先生のご専門は天文学、その中でもX線を使い、通常の可視光線や赤外線で見える宇宙とはまた違った宇宙を見る「X線天文学」の日本の権威です。
一方で、個人的副業とおっしゃる藤原定家の「明月記」にある3件の超新星(大客星)の記録のこと、また陰陽師安倍氏やその子孫である土御門氏関連の京都の各史跡と天文観測を結び付け、宇宙のお話を一層興味深くまた大変楽しく展開していただきました。
私なりにポイントだけ書き出すと、以下のようになります。
・ 重い星は大爆発で最期を迎え、100億の太陽に匹敵する明るさになり、超新星という。
・ 超新星の古い記録は、世界にはあまり無いものの、日本では多くの記録が残っている。
・ 京都の陰陽師安倍晴明の子孫が観測したと思われる1006年、1054年、1181年の3件の超新星のことは、藤原定家の明月記に記載されている(1230年の記)。
・ X線の発見は1895年だが、翌年には京都で島津源蔵によりX線写真が撮影されている。
・ X線の持つ高い透過力により、自然の核心が見える。(多くのノーベル賞に繋がった。)
・ X線で見る宇宙は、光線で見る宇宙とは全く違う本質が見え、我々の宇宙観を変える。
・ 明月記記載の最初の超新星を、2006年に生誕1000年記念で、すざく衛星によりX線撮影したが、史上最も明るかったことや、ノーベル賞受賞の湯川秀樹博士の中間子理論に繋がる宇宙線生成の現場であることが解明された。など
最後に、ここまでのそれぞれの話題が京都にある一本の通りで繋がっているということで、先生から次の漫画絵が示され、見事な「おち」になりました。
写真はクリックで拡大します
幹事 日笠 賢(昭55経)

