道南三湖と室蘭の旅(5/18-22)
旅行グルメ同好会
吉野 久仁さん(故 S36法 吉野従生氏 夫人)記
北海道の桜は 9人の旅人を待っていてくれ 4泊5日に亘り至る所で 春の花々の彩りを満喫できる旅ともなった。
第1日目は苫小牧の港近くで ホッキ丼を注文、とれとれホッキ貝のご当地グルメに舌鼓。ロープウェイでクマ牧場(550m)へ。愛嬌たっぷりでおやつをねだるヒグマ達に会い 園内の展望台より緑の中に潜む 倶多良湖(くったらこ)を望む。
すぐ近くの登別温泉の滝本インに投宿。地獄谷やからくりの閻魔像等を自由散策した後 1,500坪もある名物の大浴場に入浴して 疲れを癒す。
第2日目は 最初にJX日興日石(株)室蘭製油所を見学。道内の冬の最重要エネルギーである灯油需要を一手に引き受けることを含めて 最新鋭設備を備えた工場の現状の説明を受けた後、広い敷地内をバスで巡回見学。
晴天に恵まれたこの日 大きな鉄の羽を広げた 立派で素晴らしい白鳥大橋を渡り 室蘭先端の「地球岬」から水平線を見渡す。視界が遥かに広がる丸い地球に納得。
「伊達市開拓記念館」に立ち寄り 旧伊達藩の人たちが新天地を求め北海道に渡り ご苦労をされて この地に根を下ろされた歴史を知る。
夜は日本百名湯にも選ばれた しっとりと落ち着ける「湖畔の宿 洞爺かわなみ」で源泉かけ流しの癒しの湯と 食べきれないくらいの海鮮焼きを満喫。
湖畔で毎夜 打ち上げられる春の花火も又 趣があって見応え十分。
第3日目は霧の中 ロープウェイで洞爺湖展望台に向かう。昭和新山、洞爺湖を望み さらに有珠火口原へと歩むうち 霧は晴れ 有珠山の全容が現れた。、まだまだ元気な活火山、あちこちから蒸気が立ち昇る有珠山の山頂に立ち 雄大なパノラマに暫し身を置く。
20世紀に ほぼ30年毎に4回噴火した有珠山は 1910年は北麓で、1943年は東麓で昭和新山(398m)となり、1977年は山頂火口原(669m)で、2000年は西麓での噴火に際し 地元が一体となった徹底した予知訓練により人的災害ゼロを達成、今や変動する恵の火山との共生の道を歩んでいるとの由。
「町立火山科学館」、更に2011年春にオープンしたばかりの「洞爺湖有珠山ジオパーク情報館」を訪ねる。麦畑に出現した昭和新山を克明にスケッチで記録し、のちに保護の為この新山を自費で買い取り 後世に残したその立派な資料は「三木正夫記念館」に展示されている。
遊覧船で洞爺湖を一周のクルージング、中之島にも上陸した後、湖畔の名湯に連泊。
昨日 製油所でお世話になった総務課長の太田様との奇縁で 作曲家・ピアノ奏者であるお嬢さんの亜紀子さまをお迎えして 自ら作曲された「洞爺湖物語」等を披露していただく。湖畔の夕べは思いがけず 本当に素晴らしい 思い出深いものとなった。
第4日目はポロト湖畔に集落を再現し 厳しい自然の中から生み出された 独特の言語や文化を伝えている「アイヌ民族博物館」を訪問。古代舞踊や伝統楽器の実演と演奏、樺の木の皮で織った往時の衣装、木綿衣のアイヌ模様の刺繍の実演等を興味深く見学。
行き交う車も少ない山道を探し求めた 秘湖オコタンペは 森に囲まれて ひっそりと
たたずんでおり 漸く垣間見ることができた。
最後のお宿は支笏湖を 目前に窓から一望できる丸駒温泉。
この温泉ならでは名物は支笏湖とつながり、その水位によって お湯の量も季節によって変化するという露天風呂、大正4年創業の名旅館で極上の日本料理を賞味。
第5日目は最北の不凍湖 支笏湖の水中遊覧船に乗る。
船底の透明な窓越しに見る風景は ウグイの群れが横切ったり 地殻変動でできた柱状節理の岩肌が水中から地上へと伸びる。噴石や溶岩が流れ込んだ地底そのままに 透明度を誇る支笏湖ならではの迫力がある。
千歳市長都(おさつ)にある「キリンビアパーク千歳」では ビール工場見学の後 ジンギスカン鍋を囲む。ホワイトアスパラやジャガイモ等 北の大地に育まれた食材と出来立てビールのグルメが最後の美味な食事となった。
そして「ゆったり 手作りの旅」の良さで 最後に予定外の「千歳川さけふるさと館」見学と新鮮でお安い地元野菜のお土産購入が もう一つ加わった。

2011.5.18(水) 室蘭市 白鳥展望台にて

2011.5.20(金) 白老ポロトコタンのコルクル(村おさ)の 像の前で

