大阪京大クラブ 平成24年新年祝賀会 参加報告
代表幹事 日笠 賢(昭55経)
掲題会が下記の通りに開催され、小池前会長、白井事務局長、久武幹事とともに参加して来ましたので、報告します。
記
日 時:2012年1月10日(火) 17:30~19:30
場 所:(社)中央電気倶楽部3階食堂
出席者:72名(関西東大会から今回は4名が参加)
【第1部】
安達篤夫総務委員長の司会で開会となり、まず鈴木正裕会長が新年祝賀のご挨拶に立たれました。この中で大阪京大クラブが1954年に発足して今回が58回目の新年祝賀式であることや、わが関西東大会から今回も4名が出席していることなどを紹介されました。次に来賓のご挨拶に移り、第20代(1979年~1985年)の京都大学総長で、今年5月には93歳になられる沢田敏男先生から、多事多難・変化変革の時代の心構えとして、問題を先送りしない気概と日常の知力の蓄積による的確な判断力の大切さのお話があり、続いて第22代(1991年~1997年)京都大学総長の井村裕夫先生から、昨年の震災被害・自然災害には胸が痛むが、人類の祖先は2度の全地球凍結など厳しい環境を生き抜いて進化して来たことや、欲を抑えて足るを知ること、心の豊かさが大切な旨のお話があり、更に京都大学理事・副学長で渉外担当の大西有三先生から、渉外部は大学の将来を創る将来部と認識して、83ある京大の同窓会(クラブ)を大事にして行くという旨のお話がありました。
最後に現総長である第25代の松本 紘 総長が立たれて、わが国の中で京都大学の果たすべき役割について熱弁を奮われました。東京大学が提唱する秋入学は歓迎の由で、学内的議論はこれから進めるとのことでした。
一方、それ以上に強調されたのが「入試制度改革」でした。現行の入試制度は受験科目が減少し、文系は理科1科目、理系は社会1科目でも良いようになっているため、私立の高校では特化させる傾向が強く、地方の公立高校等で真面目に万遍なく勉強する子が損をする状況にあるようです。大学側も、歴史も地理も分かった科学者や、物理も化学も生物も理解したリーダーを育てないとまずいのではないか、偏差値が良い子が良い人材かどうかは分からないなどのお話がありました。ご自身の在任中に入試制度改革をして、「地頭(じあたま)」の良い人材を京大に入れ、次代のリーダーに育てる仕組みにしたいと、大変説得力のあるお話をされました。
更に、文科省方針を受けて1992年に大学の教養部が解体・改組されたが、今になってみて、一般教養をきちんと身につけさせるような、全人教育が必要なことを痛感するということをお話されました。また、荒れ放題になっている吉田寮改築にも着手されるようです。
松本総長の任期6年の内の半分が過ぎ、「入試」と「大学組織」を見直すような様々な大学改革が本格化する時期を迎えていく印象でした。
この後、司会者から祝電披露(東京大学赤門学友会と関西東大会会長からの祝詞もここで披露されました。)や、新入会者の紹介、現状の会員数の報告(266名)及び新たな会員増強策案、最後に連続皆出席者の表彰などがあり、会場を移動して懇親会になりました。
【第2部】
沢田敏男元総長のご発声で乾杯し、立食形式で懇親の宴が開かれました。
松本総長は、各テーブルを回って出席者に声をかけられ、ご自分のカメラで懇親会の様子
を写真に収められるなど、たいへん気さくな一面を見せておられました。
最後は、弁護士で大阪京大クラブの副会長である露口佳彦氏が、「万歳三唱」の音頭を取られて閉会となりました。
以上

