第10回東大ワールドカフェ関西 開催レポート

幹事 藤井薫(平成8年理)

第10回東大ワールドカフェ関西が下記の通り開催されましたので報告致します。

日時:平成26年11月30日(日)13:30~17:00
場所:阿倍野市民学習センター
参加者:13名(25歳~86歳、平均年齢45歳)
主催:関西東大会 協賛:東京大学卒業生室
キーノートスピーチ 講師:示野 哲男氏(一般財団法人 電力中央研究所)
テーマ:「私、ずっと原子力やっています」
東京大学大学院工学系研究科原子力工学専門課程修了後、関西電力に入社し、昨年より一般財団法人・電力中央研究所にて原子力リスク研究センターの立ち上げに参画した示野氏に日本の原子力発電事情について講演頂きました。
「原子力発電所はどこにある?(WHERE)」「原子力発電所はいつから(WHEN)」「なぜ原子力を導入?(WHY)」「どうやって原子力を発電しているのか?どうやって安全を確保しているのか?(HOW)」「誰が原子力発電を担っているのか?(WHO)」「何が課題なのか?(WHAT)」というサブテーマに沿って整理し60枚以上のスライドを用いたボリュームのある講演となりました。
 
講演は日本の原子炉数(48基)、世界第3位の発電設備(アメリカ、フランスに次ぐ)といった基本的な日本の原子力事情から始まって、沸騰水型炉(BWR)と加圧水型炉(PWR)との違い、原子力発電の安全確保の基本思想(深層防護)の説明、安全対策、原子力技術の3大リスク(放射線の危険性、核兵器への転用防止・テロ対策、廃棄物の長期的影響)といった内容にまで話がおよび、参加者の原子力発電に関する知識を深めました。
 
講演の後は「国産資源に乏しい日本のエネルギーの安定確保のためには、誰が、何をすべきなのか?」「日本のエネルギー多消費構造は、変えられるのか・・・。私達は江戸時代の生活に戻れるのか?」「原子力発電や放射性廃棄物の処分の問題をどうするか、という議論は、誰が責任を持って判断し、結論を出すのが良いのか?」の3つのテーマについて参加者間で意見を交換しました。参加者にとって、原子力発電のあり方について改めて考える良い機会になったことと思います。
そして講演とディスカッションの後は、いつものように懇親会会場に移動して、お酒を酌み交わしながら世代を超えた交流を深めました。今後も魅力的なテーマの講演と興味深いディスカッションテーマで卒業生のネットワークを広げていきたいと思います!

以上

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