20周年総会開催報告
関西東大会の20周年記念総会は、10月23日(火)午後6時30分からホテルグランヴィア大阪で100名を超える会員の出席のもと盛大に開催された。
第1部では、予算、決算、事業方針の承認のあと、任期満了になる真銅会長の後任に井手正敬氏(昭和34経卒)が選任された。井手氏は、更なる20年に向けて、関西東大会を活性化していくと挨拶された。

20周年記念総会に母校の代表として出席された平尾副学長から、数ある地域同窓会の中で関西東大会が20周年を迎えること、更なる発展に期待しているとの祝辞が述べられた。平尾副学長のお話しでは、東京大学は帝国大学になってから今年創立130周年になるが、医学部は、安政5年(1858年)に幕府が開設した種痘所を起源として来年創立150周年を祝うことになっているし、更に、古く貞享元年(1684年)に開設された幕府の天文方から数えると、東京大学は創立323年になるとのことでした。最後に、11月10日の130周年記念ホームカミングデイの紹介と多くの卒業生の参加の要請がありました。

第2部の20周年記念講演は、副会長の堺屋太一氏(昭和35経卒)が「21世紀日本の行方 ええことも悪いことも関西から」というテーマで講演された。要旨は以下のとおりです。
「大阪は、明治の初め、酷く疲弊したが、紡績業など次々に新産業を生み出して発展し、昭和10年頃には、経済的には東京を超える勢いであった。ところが、その後の戦時経済体制で、政府は経済社会の中枢機能を全て東京に集中させた。業界団体を全て東京に移させたのはそのためである。戦後、東京一極集中がますます激しくなっているが、政府の力=役人によるものである。それでも、消費者相手の商品や産業の多くは大阪から生れた。ところが、規格大量生産の時代が終わった1990年代から、大阪は沈滞し、21世紀になってますます酷くなっている。大阪の沈滞と同時に日本の国際的地位も低くなってきている。世界中でも経済、文化の面で首都の比重が益々高くなっている国は日本くらいである。大阪が衰退した原因として、智恵の値打ちを大事にする意識が少なかったこと、行政の弱さ、文化の下品化、阪神淡路大震災の影響などが考えられるが、これからは、智恵の値打ちを大事にし、上品な文化を全国、全世界に発信することにより、大阪の地位が回復すれば、ひいては、日本の国際的地位も上がるだろう。」

我々の最も関心の強いテーマである関西の復活について、智恵の値打ちを大事にし、上品な文化を発信することが重要だという核心をついた素晴らしい講演でした。
引続き、第3部の懇親会に移り、森 亘同窓会連合会会長からお祝のご挨拶の後、森会長のご発声により乾杯となり、引続き来賓の皆様など多くの方からお祝の挨拶があり、出席一同楽しく歓談し、時間が過ぎるのを忘れるほどであったが、午後9時過ぎに全員で「ただ一つ」を歌い、30周年、40周年の再会を約束してお開きとなった。



報告:代表幹事 西村文茂(昭和47年法)

