大阪京大クラブ9月定期例会(食事会・講演会)参加(4回目)報告

掲題会が下記の要領にて開催されましたので、報告します。

日時:平成20年9月10日(水)18:00~20:00
場所:中央電気倶楽部
出席者:関西東大会から菊池代表幹事、沖野事務局長と小生3名が参加、合計約70名。
(なお、同日17:30~18:00に大阪京大クラブ平成20年度・・平成20年9月1日~平成21年8月31日・・総会が催され、交流の最初から我々が親しくさせて頂いている山内潤三会長代行、家木裕隆副会長、並木宏徳総務委員などの留任が決定されました。)
講演会: 京都大学大学院大谷雅夫教授による『紫式部の歌「めぐり逢ひて見しやそれとも・・・」について』
大谷教授は、“和文学は漢文学をどのように受容し、変容させて、自らの思想を育んできたのか“という視点から、日本で作られた万葉集から幕末までの漢詩群までを視野に入れて、漢・和の多様な古典作品の精緻な読解を通じて、双方の表現の比較研究を続けてこられました。そして漢文学と和文学について積年の比較論考の結果を毎年の授業で講じ続けておられます。
今回の講演では“完璧を求め、完璧なものを最高の美とし、且つその実現の可能なることを確信する”中国人の国民性とその思想を受容しながら、いつの間にかその内容を改変させる日本人の思想・情緒の傾向との比較対比から話を始められました。
そして、演題の紫式部の歌を中心にして、言葉に対する日本人の時代による理解の変遷に話が移り、同歌に対する江戸時代と昭和との解釈の違いを具体例を多数挙げながら説明されました。
この講演内容の受け取り方には、人により様々なものがあるかと思いますが、“古典の言語表現に対する解釈は時代により変遷していく、また同時代においても解釈する人の古典と歴史に対する造詣の深浅の程度により大きく異なる“というメッセージを小生は受け取りました。

代表幹事 白井 俊和(昭47農)


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