大阪京大クラブ3月例会出席報告
代表幹事 河野 裕亮(昭53経)
大阪京大クラブの平成25年3月例会(3月8日(金)17:30 大阪中央電気倶楽部3F食堂)に参加しました。
都合により、遅れて18:00に到着しましたが、会食中であり、講演会の開始には間に合いました。
講演は、京都大学大学院工学研究科 都市社会工学専攻ロジスティクスシステム工学 教授の谷口栄一先生による「効率性と環境負荷低減を両立させる都市物流システム」でした。
冒頭、土木技術の先駆者で、パナマ運河の建設に携わった唯一の日本人で、信濃川の大津分水路の改修工事を指揮した 青山 士(あおやま あきら)氏に触れられ、大津分水路の記念碑に記載されている言葉
表面「萬象ニ天意ヲ覚ル者ハ幸ナリ」、
裏面「人類ノ為メ國ノ為メ」
これこそが、土木の精神であると紹介されました。
講演は下記の内容で進みました。
1.物流とロジスティクス、サプライチェーン
物流が「物資を物理的に移動する過程」のことを言うのに対し、ロジスティクスは、「顧客の要求に適合するための、物とサービスと情報の効率的かつ効果的な流れと保管を計画・実行・管理する一連の過程」のことである。
ロジスティクスを達成するには、関連する企業間の連携が不可欠であり、サプライチェーンを通じたロジスティクスの展開が、強く求められる。
2.ロジスティクスの効率性と環境負荷低減
従来、都市部における交通問題の深刻化により、ロジスティクスと環境負荷低減は、相反するものと考えられていたが、市場経済の枠組みの中で、高度情報システムを活用して、環境負荷も考慮し、全体としてロジスティクスを最適化するシティロジスティクスの概念がうまれた。シティロジスティクスによって、効率化と環境負荷低減を両立させる都市物流システムを構築することが可能である。
3.シティロジスティクス施策
横浜元町の共同配送システムやパリのトラック路上駐車規制、ロンドンの優良物流
事業者認定制度など各地で様々なシティロジスティクスの取組がなされている。
ICTやITSなどの技術革新、企業経営者の意識の変化、公民連携が効率的かつ環境に優しい都市物流システムを促進している。
4.施策の評価のためのモデル化
モデル化によってシティロジスティクスの施策の評価を行うことができる。
5.結論
最後に、「このようなシステムが21世紀における国民の安心安全、快適な活動や生活を支えている。」との結論で、講演を修了されました。
講演は、パワーポイントで、写真や図表を駆使された、非常にわかりやすいものでした。
講演修了で、お開きとなりましたので、役員の方に、遅刻のお詫びかたがたご挨拶をして退席いたしました。
尚、大森 經徳 氏より 北東アジア研究叢書「激動するアジアを往く ~中国リスクの分散先を求めて~」を1冊いただきました。この本には、「平成24年度ミャンマー・バングラディシュ視察交流研修団」に参加された、白井さんの報告も掲載されています。
以上

