関西東大会4月例会(万葉集報告)

 4月の例会は18日(土)中央電気倶楽部にて、山崎馨先生をお招きして「万葉集講座」が開催されました。

 大阪京大クラブ、六稜会(北野高校OB会)の方々も交え、30名以上が集まり、熱心に(中には万葉集を片手に)聴講されていました。
 奈良に育ったものにとって、万葉集はふるさとを感じさせてくれるもので、「市と街路樹」をテーマとした先生のお話には、教えていただくことが多くありました。
 長安城の西の門を何故「金光門」というのか、椿と灰の関係は?、越中の国府は高岡である、など、知的好奇心が広がり、1時間が非常に短く感じました。
 万葉集の時代に自然発生した市が平城京の時には官営の市となり月に半分開かれていたものが、枕草子の頃には月に1回(12日に1回?)の限定開催となったという市の変遷にも興味を惹かれました。
 万葉を代表する歌人の一人である大伴家持が高岡の柳を見て奈良(当時は都会)の女性に思いをいたすというのは、きれいに描いた眉(柳眉)を思い出しているのだよ、というお話には、現在にも通ずるものがあり、一生懸命眉をそって筆をいれる現代女性とラップしているな、というところと地方と都会の中央集権との関係は、奈良時代から変わらないんだな、今は都が東京で、一極集中が進んでいるよな、と想像を膨らませておりました。
 掉尾には、次回講師の山内先生からの6月例会のご紹介もあり、有意義な時間を過ごさせていただきました。
 来年には、遷都1300年祭のイベントも多く開催される平城旧跡で万葉の心に思いを馳せてみたいものです。

S62経済卒 中森 將夫


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