SUCCESSION(経験智の語り部の会)開催報告
○関西東大会会員委員会では、職域・地域の“つながり”が急速に喪失されつつある現今、公私に亘り、これから、いろいろ悩むことが多い若手の方々に”経験智”の話を是非とも遅きに失しない時点でお聞きいただきたいと考え、SUCCESSION(経験智の伝承継承会)を開催しております。9月3日現在までに、3回開催されました。
[コンセプト]
社会での豊富な実体験に基づく、経験智を先輩から中堅若手層に伝承する。本音の質疑応答と機微に係わる深堀りした意見交換の実をあげるために10人程度のミニ懇談会形式とします。コーディネーターとして会員委員が陪席させていただいています。なお、ここで得た情報については、個人情報保護法に則り守秘していただいております。
○第1回(平成19年7月14日(土)) 幹事の宮地俊郎様[35法卒]から「4つの会社に勤務して思うこと・69年間生きて思うこと」と題し、 大手の製鉄会社、エンジニアリング会社、それに中小企業、零細企業の47年間の勤務経験から組織人としてのありよう、 69年の人生経験、多彩な人脈の紹介等、宮地様の人生総棚卸しをしていただきました。ご苦労されたであろう自らの経験を淡々と語られた中に示された ”澄みきった心のありよう”が強烈な印象となって残りました。
○第2回(平成19年8月11日(土)) 幹事の沖野研一様[36法卒]から人の一生を4つの期に分けるヒンズー教の考えを基に「四住期」と題し、第1期の「学生期」の成功体験を次の第2期の「家住期」に持ち込むと巧くいかないこと、同様に第2期の成功が、ともすれば第3期の「林住期」の充実をかえって妨げることなどを、率直に披瀝されました。 参加者からは、「派閥」「運と努力」「好き嫌い」「上司に尽くすとは」など、実際の会社生活における悩み所に関連した質問が続出し、酷暑に負けない熱い意見交換が行われました。
○第3回(平成19年8月25日(土)) 幹事の佐伯行昭様[35経卒] から「日本版M&A裏面史」とその実地体験から導き出された”大事は5つ”を拝聴いたしました。 「議論で喧嘩に強くなるための心得」 、「潮時を読む」、「舞台に上がらなければ、芝居は打てない」「持ち時間の概念~長生きしようとする意思・腹式呼吸」、「自分の守護霊を信じる~誰にも九死に一生を得た経験が一度や二度はあるはず・そこから気付くべきこと」の”5つ”が、 珠玉の瞬間芸術にも似た見事な構成で語られた2時間でした。 第1回の宮地様の”心の在りよう”、第2回の沖野様の”四住期~失敗と成功”に勝るとも劣らない、ある種の凄みに溢れた経験智を凝縮して伺ったためでしょうか、会の終了後の懇親会の場では、「忠実義務は親元か派遣先か」から「ローマ時代の 第二次3頭政治」論にまで及ぶ様々な意見が交換され、 参加者の親睦も一段と深められました。

