東京大学体験活動プログラム・京都企画のご報告
東 健二郎(平14法)
東京大学体験活動プログラムとは、東京大学の学部学生が今までの生活と異なる文化・価値観に触れるプログラムで、毎年約100プログラム・400人が参加している大学公式プログラムです。
(参考)https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/students/special-activities/h19.html
私は、若手卒業生ネットワーク「東大三四郎会」のメンバーとして、学生自身がこのプログラムを企画・提案・運営する学生団体「UTミライウォーカー」の活動を支援し、京都での活動の受け入れをしています。
2016年1月に開催されました第30回総会兼新年祝賀会において、本活動のご紹介をさせていただきました。その後も活動は継続しており、会報紙面をお借りして、実施内容のご報告をいたします。
本活動は、2016年から京都において「観光について考える」をテーマに、様々な方々のご協力をいただきながら活動をしております。2016年度と2017年度は、観光企画会社である株式会社のぞみ様(京都市)へのインターンシップを通じた、京都の観光業界のキーパーソンにお話を伺い、観光について考える活動をしました。
その後、2018年度からは、フィールドを京都市ではなく京都府北部に位置する与謝野町において実施しています。
「観光業界」は、非常に懐が深い産業です。あらゆる動詞(食べる、見る、移動する・・・)にまつわることであれば、すべてそれは観光になります。そうであれば、観光都市・京都の「観光」を知ることは、もちろん学生にとって有意義な体験ですが、同じ京都でもなかなか訪ねることの少ない、日本海側の「もうひとつの京都」に来てもらうことにしました。それは、そこで暮らす方々の営みも知りながら、いわば「暮らすように観光する」といった体験を、学生に提供したいと考えたからです。
この企画に、山添 藤真 与謝野町長をはじめとする与謝野町役場や地域の方々のご協力をいただき、さらに新たな取り組みとして、与謝野町・京都市内で活動する学生団体「京都Xキャンプ与謝野」と連携した取り組みとして実施しました。
京都Xキャンプ与謝野は、与謝野町を舞台に、京都市・福知山市などの大学生が地域に入って地域の方々と一緒に地域活性化活動を行うものです。夏休みの期間に、約40日間与謝野町で活動をしており、その期間に活動することで、大学生同士が交流し、お互いに刺激を受け合うことにしました。
そして、今年度の京都企画には、平山貴仁さん(文科一類・1年)、山口ゆり乃さん(文科三類・2年)、松本伊織さん(文科二類・2年)の3人が参加されました。いずれも与謝野町に行くのは初めてでした。
活動としては、8月19日から24日の6日間に、
・与謝野町役場、観光協会、道の駅、地域活動団体、地元の企業との意見交換
・地元行事のお手伝い(地蔵盆)
・観光(天橋立や地元の方しか知らないスポット)
など精力的に活動しました。地区の集会場に寝泊まりし、地域の方からの差し入れや子供たちが遊びにくるといった心の通った活動になっていたことも非常に印象的でした。
最終報告では、今回の「暮らすように観光する」体験は、観光に対する住民の受け止めの多様性や、地元の産業の成り立ち、学生だからこそできる「面白さ」の発信など、いろいろなことを考えるきっかけになったと総括してもらいました。
今年2020年夏も、与謝野町をフィールドに、学生にとって有意義な体験を提供していきたいと思います。また、会報において、関西で活動する東大生のことを定期的にご報告ができればと考えております。
さらには、京都だけでなく、関西一円でこうした体験をぜひ東大生にしてもらいたいとも思っております。滞在中に学生と話をしてみたい、東大生を受け入れてみたいなど、企画にご関心お持ちの方がいらっしゃいましたら、お声かけください。皆様方のご協力・ご支援いただければ幸いです。
*画像はクリックすると拡大します。
(3人の写真:手織り体験)
(京都Xキャンプ与謝野メンバーと一緒に与謝野町長表敬)



