第4回 東大ワールドカフェ関西 開催報告
代表幹事 日笠 賢(昭55経)
第4回 東大ワールドカフェ関西が、下記の通りに開催されましたので、報告します。
記
日 時: 2011年12月4日(日) 14:00~17:30 (その後懇親会 ~19:30)
会 場: 四條畷学園 清風学舎 80周年記念ホール 参加費:2,000円
主 催: 関西東大会 協 賛:東京大学卒業生室 出席者:15名
【第1部 キーノートスピーチ&ワールドカフェ】 14:00~17:30
【キーノートスピーチ】
講 師: 山中 俊之 氏 株式会社グローバルダイナミクス代表取締役社長
テーマ: 「外交官を棄てて独立起業するということ」
~世界に通用する人材開発を目指す熱情・年間300万円は自己投資する~
〔プロフィール(当日の資料に加えて、山中氏のHPから一部を追加いたしました)〕

(経歴)
・1968年3月 兵庫県西宮市生まれ。
・零細鉄工所経営の実家で経営の大変さを見て育つ。
・1986年3月 甲陽学院高等学校卒業。
・1986年4月 東京大学文科一類入学、後法学部進級。
・1990年4月 外務省入省、対中東外交、地球環境問題
等を担当。首相通訳、国連総会を経験。
・海外は、エジプト、英国、サウジアラビアに赴任。
エジプトではエジプト人家庭に下宿、王宮での晩餐会を経験する他、世界の農村や貧民街を回る。英国ではケンブリッジ大学で開発学を学ぶ(修士号を1999年に取得)。サウジアラビアでは政務担当でビンラディン情報をフォロー。本省では対中東外交の他、地球環境問題、ペルー人質問題など担当経験。
・1995年 阪神大震災で実家が全壊。大学生だった妹を亡くす。
見ず知らずの人々が互いに助け合う姿を見て、人生観が変わるほどの感動を覚える。
・1997年8月 硬直化した霞が関に限界を感じ外務省退職。
以後3年にわたり浪人生活を経験、ハローワークにも通う。
・1999年 ケンブリッジ大学開発学修士(専攻;経済発展論)。
・2000年 日本総研入社。
組織人事コンサルタントとして、100以上の団体の改革に関与、2000人以上インタビュー、累計3万人にマネジメントや発想力強化について研修。
・2005年 大阪大学国際公共政策研究科博士(専攻;組織人事マネジメント)。
・2010年3月 日本総研退職。
・2010年4月 グローバルでダイナミックな発想行動ができる人材開発を目指して、株式会社グローバルダイナミクスを設立し、代表取締役に就任。
同時に関西学院大学経営戦略研究科教授(実務家教員)に就任。
・ビジネスブレークスルー大学院大学では、大前研一氏から直接指導を受けて、MBA(経営学修士)取得。
・高野山大学文学部大学院(通信教育)で哲学・思想・仏教を勉強中。
・世界60か国訪問、120国か国以上の人々と交流・討論。
・海外での現地採用の外国人の採用、面談、マネジメントを経験。
日本国内でも、外国人同僚・後輩への育成を経験。
・世界最高峰のシンクタンクCSIS(戦略国際問題研究所)でグローバルリーダーシップの研鑽を積む。
・関西学院専門職大学院・経営戦略研究科教授(専門:人材開発)に就任。
・盛和塾塾生として稲盛和夫氏の経営哲学を学び、全世界6000人の塾生経営者と交流を続ける。
(著書)
・「人的資源管理のフロンティア」(2004年 大学教育出版、共著)
・「公務員人事の研究」(2006年 東洋経済新報社、単著)
・「公務員の人材流動化がこの国を劇的に変える」(2009年、東洋経済新報社、単著)
・「人事管理実務ハンドブック」(2010年、JMAM、共著)
(社会的活動)
・日米欧の経済人が参加する経済人コー円卓会議メンバー
・社会活動神戸センターでホームレス支援ボランティア
・大阪府の橋下徹知事の府政改革と特別参与して支援(2008年4月~2011年10月)
・厚労省の人事評価プロジェクトチーム委員(2010年1月~2011年1月)
・大阪市特別顧問として橋下市長の人事改革を支援(2011年12月~)
〔キーノートスピーチ 内容 抜粋〕
●安定を棄てて独立
・厳しい状況であるから成長できることを楽しむ
・自己管理が重要
・経理など管理業務は大変
・納税者意識が育つ
・必死に自己投資の時間を生み出す
●歴史上初の雇用危機の時代
・多くの労働が海外と競争
例:単純労働やプログラミング等の海外アウトソース、専門業務も競争の時代へ
・企業が雇用を回避して、非正規社員や海外シフトなど流動化させる傾向
→個人としての雇用危機
・しかし個人としては人材開発不足
●これからの人材
・激変を前提するタフさと柔軟性、勇気
・組織肩書きより個人の魅力
・英語力+もう1か国語を基にしたコミュニケーション力
・世界標準の専門性を磨く
・幅広い教養、哲学思想 → 幅広く事象を見る 要素還元主義から脱却
●自己投資のコツ
・自己投資はある程度はお金と時間がかかる。投資と考える。
・日本のメディアはドメスティック。海外情報の収集は仕組み化、習慣化する。
・自分の専門分野、担当分野と関連する分野を勉強する。 一方で、全く違う分野を勉強する。
・執筆や対外発表などアウトプットを目標の一つに。
・能力開発の時間から予定を入れる。
・面白いと思う感覚が大事である。
●私のこの1年間自己投資
・海外での研修セミナー受講2回: バンガロール:ファシリテーション
サンフランシスコ:Trainer’s Training
・日米欧の経営者が集まるコー円卓会議出席
・読書年間400冊
・国内の研修セミナー:フランクリンコビーや海外から招へいセミナーなど多数
・落語稽古(桂出丸師匠)毎週
・海外視察:ブラジル、フィリピン、カンボジア、アゼルバイジャン等
・大前研一氏講座受講、高野山大学他
【ワールドカフェ】
①これからのグローバル人材の有るべき姿とその開発方法。
②リスクをとるリーダーを増やすために、個人・企業・政府・社会がすべきこと。
③グローバル化の激変の時代に、東大の教育はどのような変革を求められるか。
・キーノートスピーチを受けて、テーブル毎に異なる上記の3つのテーマについて、各ファシリテーターのリードの下で、山中先生を含む参加者全員による活発な話合いがされました。
【第2部 懇親会】 18:00~19:30 参加費 2,000円
・引続き行なわれた懇親会には、山中先生も最後までお付合いいただき、あちこちで更に活発な議論の輪が拡がりました。
以上

