第13回東大ワールドカフェ関西 開催報告
幹事 藤井薫(平成8年理)
第13回東大ワールドカフェ関西が下記の通り開催されましたので報告致します。
記
日時:平成27年12月6日(日)13:30~17:00(懇親会は17:00~)
場所:大阪府社会福祉会館
主催:関西東大会 協賛:東京大学卒業生室、国立極地研究所(資料提供)
キーノートスピーチ 講師:岩野 祥子氏(第42、48次日本南極地域観測隊 越冬隊員)
テーマ:「地球のことや、『生き方』について、考えるきっかけを与えてくれた南極」

京都大学大学院の博士課程を修了(理学博士取得)された岩野氏に、日本南極地域観測隊の越冬隊として参加された際に、現地で見た事、感じた事、そして現在の取り組みについて講演頂きました。
≪講演内容抜粋≫
・ 南極大陸の広さは日本の約37倍
・ 地球上の氷の約90%が南極に集中している
・ 南極氷床の厚さは平均約2100m(最大4800m)
・ これまで観測された最低気温は-89.2℃
・ 第一次南極観測隊は1956年
・ 複数の省庁が関連するが統括は文部科学省
・ 夏隊(11月末~翌年3月)と越冬隊(11月末~翌々年3月)がある
・ 観測隊の構成は観測系と設営系からなり第42次越冬隊では人数はほぼ半々
・ オゾン層の発見は日本南極観測隊の観測データが元になっている
・ 日本が南極で氷床採掘している約3000mの深さは約72万年前の地層
・ 南極にはノイズが少ないため地震観測に適している
・ 南極では隕石が多数発見されるので地球にいながら宇宙研究ができる
南極以外で見つかった隕石約5000個に対し、南極で見つかった隕石は約28000個で、そのうち日本が発見した隕石は16000個を超える。なぜ南極で多くの隕石が見つかるのか、そしてなぜ日本の観測隊はそれ程多くの隕石を見つけることができたのかには理由がある。
・ 南極条約議定書により、ペンギンやアザラシなどに必要以上に近づくことはできず、動物が近づいてきた場合は隊員の方が逃げなければいけない
・ 南極の氷の下に生息するプランクトンが地球の気候を変える
・ 地球の歴史を1年に例えると、人間の一生は1秒にも満たない

全体を通して岩野氏の南極に対する熱い思いが伝わってくる講演でした。南極に行ったことで、地球規模で物を考えるようになり、現在世界的に大きな問題になりつつある食糧問題に取り組みたいと2015年から農業に転身されたという話にも参加者の皆さんは大変興味深く聞き入っていました。
講演の後は岩野氏にも加わって頂いて以下の3つのテーマで自由な討論が展開されました。
・ 地球という星で人類はどう歩んでいくのがいいか?
・ 自然と関わる分野にどのようなビジネスの可能性があるのか?
・ あなたの人生の転機は?

講演とディスカッションの後は、懇親会会場に移動して、お酒を酌み交わしながら世代を超えた交流を深めました。農業機械メーカーに勤めるある参加者は岩野氏の農業法人に見学にいく約束をしたり、新しい関係づくりに貢献できて運営サイドとしても大変うれしく感じました。今後も魅力的なテーマの講演と興味深いディスカッションテーマで卒業生のネットワークを広げていきたいと思います!
場所:大阪府社会福祉会館
主催:関西東大会 協賛:東京大学卒業生室、国立極地研究所(資料提供)
キーノートスピーチ 講師:岩野 祥子氏(第42、48次日本南極地域観測隊 越冬隊員)
テーマ:「地球のことや、『生き方』について、考えるきっかけを与えてくれた南極」

京都大学大学院の博士課程を修了(理学博士取得)された岩野氏に、日本南極地域観測隊の越冬隊として参加された際に、現地で見た事、感じた事、そして現在の取り組みについて講演頂きました。
≪講演内容抜粋≫
・ 南極大陸の広さは日本の約37倍
・ 地球上の氷の約90%が南極に集中している
・ 南極氷床の厚さは平均約2100m(最大4800m)
・ これまで観測された最低気温は-89.2℃
・ 第一次南極観測隊は1956年
・ 複数の省庁が関連するが統括は文部科学省
・ 夏隊(11月末~翌年3月)と越冬隊(11月末~翌々年3月)がある
・ 観測隊の構成は観測系と設営系からなり第42次越冬隊では人数はほぼ半々
・ オゾン層の発見は日本南極観測隊の観測データが元になっている
・ 日本が南極で氷床採掘している約3000mの深さは約72万年前の地層
・ 南極にはノイズが少ないため地震観測に適している
・ 南極では隕石が多数発見されるので地球にいながら宇宙研究ができる
南極以外で見つかった隕石約5000個に対し、南極で見つかった隕石は約28000個で、そのうち日本が発見した隕石は16000個を超える。なぜ南極で多くの隕石が見つかるのか、そしてなぜ日本の観測隊はそれ程多くの隕石を見つけることができたのかには理由がある。
・ 南極条約議定書により、ペンギンやアザラシなどに必要以上に近づくことはできず、動物が近づいてきた場合は隊員の方が逃げなければいけない
・ 南極の氷の下に生息するプランクトンが地球の気候を変える
・ 地球の歴史を1年に例えると、人間の一生は1秒にも満たない

全体を通して岩野氏の南極に対する熱い思いが伝わってくる講演でした。南極に行ったことで、地球規模で物を考えるようになり、現在世界的に大きな問題になりつつある食糧問題に取り組みたいと2015年から農業に転身されたという話にも参加者の皆さんは大変興味深く聞き入っていました。
講演の後は岩野氏にも加わって頂いて以下の3つのテーマで自由な討論が展開されました。
・ 地球という星で人類はどう歩んでいくのがいいか?
・ 自然と関わる分野にどのようなビジネスの可能性があるのか?
・ あなたの人生の転機は?

講演とディスカッションの後は、懇親会会場に移動して、お酒を酌み交わしながら世代を超えた交流を深めました。農業機械メーカーに勤めるある参加者は岩野氏の農業法人に見学にいく約束をしたり、新しい関係づくりに貢献できて運営サイドとしても大変うれしく感じました。今後も魅力的なテーマの講演と興味深いディスカッションテーマで卒業生のネットワークを広げていきたいと思います!
以上

