関西東大会第24 回総会報告
H3工(建築) 久武正明(文)
S45農 藤田ひかる(画像)
日時:平成22年10月17日 11時~15 時
場所:ホテルグランヴィア大阪
第一部
菊池代表幹事の開会挨拶に引き続き、小池俊二副会長を満場一致で会長に選出。
・小池会長を総会議長に選出し、
・第1号議題「平成22年度事業報告ならびに決算案の承認の件」<白井代表幹事>
・会計監査報告<竹澤会計幹事>
・第2号議題「平成23年度事業計画案ならびに予算案の審議の件」<白井代表幹事>
・第3号議題「東京大学三鷹国際研修寮(三鷹国際学生宿舎)建設のための寄附活動について」<小池会長・井垣幹事>
が承認された。

小池俊二会長
第二部
三菱総研理事長(前東京大学総長) 小宮山宏氏より「『課題先進国』日本」という題でご講演頂いた。主な内容以下のとおり。
・「人工物は、飽和する。」(車、住宅、セメント生産量も)物質は、消えないので、リサイクルの考え方が大事。
・高度成長国へ向かい、飽和する「普及型需要」(家、車、テレビ、新幹線、原子力発電所等) から
内需を生み、雇用を創出する「創造型需要」へ。
生まれつつある需要として、グリーン成長産業(高効率給湯器、LED 照明、太陽電池等日本優位)
これから生まれる需要として、シルバー成長産業(高齢社会に不可欠な製品群・・)
ビジョンを共有し、ものづくり力」と「文化力」を活かす
・「ビジョン2050」を掲げ、「エネルギー効率3 倍再生可能エネルギー2 倍物質循環システムの構築」を目指す。
地球温暖化、エネルギー、物質に関する人類の答であり、世界のビジョンで日本に有利。ビジョン2050 を達成すれば、
その後は明るい
・「生産は権利、効率は義務」と考え、先進国だけでなく、発展途上国も参加が必要。
・日本の戦略は明確。「日々のくらしで削減、高効率ものづくりでリード」していく。
家庭部門用途別エネルギー消費割合について、冷暖房と給湯が約3 割ずつしめる。それに対して、高断熱とヒートポンプ、燃
料電池が鍵になり、日本発の巨大な新市場が創出される。
・小宮山エコハウスは、その実験的な試みで、「ヒートポンプ給湯: COP=4 高断熱: K=1.6 W/m2K ハイブリッド自動車:22.6km/l
太陽電池: 3.6 kW など」により、家庭と輸送で81%削減12 年で投資回収している。
・「2050 年日本のビジョンとして、自給率エネルギー・資源・食料70% を目指す。
「資源の輸入国」から「21 世紀のモデル」への転換を図る。
・21 世紀のパラダイムは、「有限の地球・高齢化する社会・爆発する知識」。
この中で、「高齢化」をポジティブに考えていく。15-64 歳を生産年齢人口とする考え方も修正が必要。
認知能力も、課題解決力は、年齢とともに上がり続ける。
・「低炭素社会」(小宮山宏氏著)ビジョンを海外に求めることはできない。課題先進国が課題解決先進国になる
・ビジョンは「プラチナ社会」。「エコロジカルで、高齢者が参加し、人が成長し続け、雇用がある社会」を目指す。
グリーン・シルバー・ゴールドに燦然と輝く「持続可能社会」である。
・このビジョンの達成には、国家モデルの転換が必要。「坂の上の雲」の時代(途上国モデル→所得倍増計画)から、
「雲に入ったら霧」の時代に、先進国モデル→プラチナ構想への転換が必要。
・プラチナ構想ネットワークがスタート!運動体としてのプラチナ構想ネットワークで、都市・大学・姉妹都市の
ネットワークが、共鳴しながら前進していく。
・日本は、これまで、脱SOx などめざましい発展を遂げてきた。その実績を若い世代にしっかり教育することが大事。
・民力と政府の強烈な共鳴で前進する。日本が、世界で一番住みたい国になることを目指して。

小宮山 宏三菱総研理事長(前東京大学総長)

関西東大会北 修爾副会長

武村正義 滋賀東大会会長
竹花 宏 大阪京大クラブ常任理事財務委員長
第三部
関西東大会会長小池俊二氏より開会挨拶、同副会長北修爾氏より乾杯のご発声を頂く。
来賓として、滋賀東大会会長武村正義氏、大阪京大クラブ竹花宏氏よりご挨拶を頂いた。
歓談の後、東京大学理事・副学長小島憲道氏より、「東京大学の現況と今後の目標」という題でお話を頂いた。「森を動かす」行動シナリオに基づく【重点課題】は、以下。
①学術の多様性の確保と卓越性の追求
②グローバル・キャンパスの形成
③社会連携の展開と挑戦:「知の還元」から「知の共創」へ
④「タフな東大生」の育成
⑤教員の教育力の向上、活力の維持
⑥プロフェッショナルとしての職員の養成
⑦卒業生との緊密なネットワークの形成
⑧経営の機能性向上と基盤強化
⑨ガバナンス、コンプライアンスの強化
・「東京大学の国際戦略-研究・教育の国際化」が重要。
・社会の安定的な発展のために、知の創造と人を育成する「社会のたしかな拠り所」として、
時代に流されない財務基盤の確立が必要。
「東京大学基金2000」として、「2020 年には2000 億円の基金」を目標とする。
・タフで国際的なコミュニケーション能力を持った東大生を育てる学生寮の建設の計画(三鷹国際学生宿舎)
・理想の教育棟の建設開始(寄附(森ビル株式会社)、総長裁量経費、政府補正予算などにより建設開始。
・伊藤国際学術研究センター(仮称)の計画
(伊藤雅俊氏(セブン&アイ・ホールディングス名誉会長)並びに伊藤伸子氏(同夫人)による総額45 億円の寄附)
・今後の目標:「グレーター東大コミュニティの実現へ」、教職員・学生・卒業生の三本柱による連携を図っていく。
イントロクイズの後、祝電披露に引き続き、京都東大会代表田中伸氏、奈良東大会代表西育良氏、和歌山赤門代表会安藤元二氏、兵庫東大会代表鷲田昌範氏より地域同窓会活動の紹介があり、井垣太介氏、東京大学渉外本部石岡吉泰氏より若手
代表挨拶があった。
最後に出席者全員で「琵琶湖周航の歌」、応援歌「ただ一つ」を斉唱、関西東大会名誉顧問清瀧一也氏による閉会挨拶で総会を終えた。
小島憲道東京大学理事副学長
清瀧名誉顧問
鷲田昌範兵庫東大会代表(関西東大会代表幹事)








