関西東大会 第28回総会 兼 平成26年新年祝賀会 報告

代表幹事 河野 裕亮(昭53経)

 
関西東大会第28回総会兼新年祝賀会が、下記の通りに開催されましたので、報告致します。(会則変更により、今回から、総会と新年会が一緒に開催されます。)
 

 
日 時:2014年1月19日(日) 17:30~21:00
会 場:ウェスティンホテル大阪 2階 宴会場 「オリアーナ」
出席者:53名
 
【第1部 会員総会】 17:30~18:00
安橋幹事の司会で開会となり、まず、議長の選出に入り、北 修爾 会長を総会の議長に選出しました。予め、配布されていました資料を基に下記2件の議案について討議しました。
 
第一号議案 平成25年度(平成25年10月1日~平成25年12月31日)の下記書類の報告
と承認
 -1 平成25年度事業報告
 -2 平成25年度決算案
 -3 平成25年度決算書類 監査報告
第二号議案 (平成26年1月1日~平成26年12月31日)事業計画 
(平成26年1月1日~平成26年12月31日) 予算案
 
最初に、日笠代表幹事から平成25年度の事業報告があり、続いて安原幹事から会計報告、寺田会計監事より、会計監査報告がありました。
引き続き、日笠代表幹事より平成26年度の事業計画の説明があり、続いて安原幹事から予算案についての説明がありました。第一号議案第二号議案あわせて、会員に承認を求めたところ、拍手を持って全員異議無く承認されました。
これをもって会員総会は終了いたしました。
 
【第2部 講演会】 18:00~19:00 
続いて、評論家の八幡 和郎(やわた かずお)先生に「本当はスゴい国?ダメな国?日本の通信簿」という演題にて講演をしていただきました。
先生は1951年滋賀県大津市生まれ、1975年東京大学法学部ご卒業後、通産省に入省。フランスの国立行政学院留学、アジア担当課長、官房情報管理課長、国土庁大臣官房参事官を歴任されたのち、1997年にご退官。
行政の実情をよく知るご経験から、問題点を指摘できる数少ない論客としてテレビの討論番組へのご出演や、内外の歴史、政治、経済、教育、地域おこし、グルメの著作など、幅広く活動されていらっしゃいます。

 
ご著書『江戸300藩最後の藩主』や『歴代総理の通信簿』は大ベストセラーとなっています。また、先生による、ホームページやフェイスブック、ツイッターでの時事解説も好評です。

 

講演の主な要旨は

  • 留学していたフランスは、ランキング好きな国で、ミシュランガイドなどあらゆるものを評価する姿勢があり、氏が様々な事項の通信簿をつけているのは、その影響がある。
  • フランスの国立行政学院は、卒業成績順に志望官庁へ就職する。又、ミシュランガイドはフランス全土を同じ基準で網羅し評価していると主張し、そのフランス的な基準を世界中に適応させようとしている。このようにフランス人は、物事には普遍的価値があり、その価値を普遍的な基準で評価することで、価値が向上すると考えており、これはフランス18世紀の百科全書派の思想が受け継がれていると考えられる。
    これに対して、日本人は、普遍的価値よりも、多様な価値を重要視し、サンプル調査しかしないので、フランス人の考え方では「つまみ食い」的な評価である。
  • 著書の中で一番売れたのは『江戸300藩最後の藩主』だった。実は、幕末の諸藩のうち9割は日和見(様子見)の状況だった。加賀前田藩の様に近江今津(滋賀県)まで出兵してから逃げ帰ったり、姫路藩の様に岡山藩に1発形式的に大砲を打ってもらって落城した形にしたり、様々なケースがあり、面白い。
  • 日本の通信簿だが、資料として「世界10か国の通信簿」と「歴代総理の通信簿」等を配布する。
  • 各国の特徴は、アメリカは「チャンスの国・移民の国・格差社会」、イギリスは「格差社会・いい企業は外国資本」、フランスは「生活の質や文化は過去の蓄積」、イタリアは「コネ社会」、ドイツは「経済は強いが窮屈な社会」、韓国は「ミニ日本タイプ」、ロシアは「とにかく領土が広すぎる。」、中国は「人口が多いので、一人当たりの生活の質は低い。中国語の問題もあり、物事を深く考えたり感情的な表現が出来ない。」、スウェーデンは「極端な情報公開主義で、甘えは許してくれない社会」である。
    高得点はイギリス・フランス・ドイツ・スウェーデンなどヨーロッパが占め、アメリカ・イタリア・日本は、点数が悪い項目が足を引っ張るので、高得点にはならない。
    日本の低評価項目は、「農業」「男女平等」「余暇」「観光」「スポーツ」「政治機能」「所得格差」などである。
  • 歴代総理の通信簿は、明治の総理と戦後すぐの総理が上位に並ぶ。
    明治人は気概があった。冷静に世界のいいものを取り入れた。(陸軍はドイツ、海軍はイギリス、医療はドイツなど)軍隊も世界に笑われない軍隊を目指していた。
  • 戦後は吉田茂首相の様に勤皇リベラルの思想がうまくいった。 
  • 池田勇人首相は、経済大国を推進した。これが東西冷戦時に軍事力を上げずに高度経済成長をするという西側のモデルになった。
    また、中国の改革開放のモデルにもなった。日本もアドバイスした。
  • 日本の公的教育は正しかった。明治時代に、(中学より教育制度を整備した国が多い中で)小学校より国民皆教育から着手し、旧制中学→旧制高校→帝国大学と整備した。
  • アメリカ・イギリスの教育は、「金もうけができる人を育てる教育」であり、日本・ドイツ・フランスの教育は「その国の為になる立派な人を育てる教育」である。
    どちらも一長一短があり、グローバルな視点を持つ人材を育てられない。
  • 日本はまだ、外貨準備・対外資産が多く、消費税率が低いので、まだ希望がある。
    行政改革でお茶を濁さずに、根本的な改革を目指してほしい。

 
先生は、客観的な基準で評価することで、様々な社会現象が、わかりやすく説明できるということを丁寧にご説明され、有意義な講演でした。
 
【第3部 懇親会】 19:00~21:00
引き続き安橋幹事の司会で第3部の懇親会が開会となり、北 修爾 会長の開会の挨拶のあと、小池 俊二 前会長の乾杯の音頭で、賑やかな食事歓談が始まりました。

  

今回は、初参加の方も多く、各テーブルで名刺交換の輪が広がりました。
歓談の途中で来賓のご挨拶があり、
大阪京大クラブ代表   山内 潤三 様 
同              並木 宏徳 様 
にご登壇いただき、ご祝辞を賜りました。
しばしの歓談の後、司会者より、今回初めて関西東大会の総会に参加した方々に、自己紹介と挨拶をお願いしたところ、該当するたくさんの方々が積極的に応じられ、演壇の前には行列が出来、皆様熱弁をふるわれました。
 
 
 

 

 
そして、恒例の東京大学応援歌「ただ一つ」を全員で斉唱しました。
最後に、私、河野が、閉会を宣言し、夏期開催予定の例会での再会を期して、関西東大会第28回総会兼新年祝賀会はお開きとなりました。
 

以上