第9回東大ワールドカフェ関西 開催レポート
第9回東大ワールドカフェ関西が下記の通り開催されましたので報告致します。
日時:平成26年7月12日(土)13:30~17:00
場所:阿倍野市民学習センター
出席者:14名
主催:関西東大会 協賛:東京大学卒業生室
キーノートスピーチ 13:30~14:20
テーマ:「春野恵子の浪曲ROCK YOU!」
講師:浪曲師 春野 恵子 さん (曲師 一風亭初月 さん)
軽妙なトークで浪曲についての話題、春野恵子さんが浪曲界に飛び込んだ理由、そして最後に浪曲を披露して頂きました。
<浪曲について>
まずは参加者の浪曲偏差値チェックということで、「知っている浪曲師を挙げてください」という春野恵子さんの問いに事務局のスタッフを含めて参加者のほとんどが無言。それには流石に春野氏も苦笑い。しぶがき隊のイメージが強い「寿司食いね~」のフレーズや「馬鹿は死ななきゃなおらない」というフレーズも実は浪曲のフレーズとのこと。
かつては浪曲が一世を風靡し、浪曲師が長者番付の常連であるような全盛期もあったが、浪曲師の活躍の場が徐々に減ってきているという現状がある。二葉百合子、三波春夫、村田英雄、宮川左近(4代目)、玉川カルテットは浪曲から転身組。
<春野恵子さんについて>
春野恵子さんはケイコ先生としてタレント活動していた時代もあったが本意ではなく、幼少の頃から時代劇好きで、実は芝居の世界で仕事をしたいと思っていた。TVタレントではない別の世界で修業を積み重ねて生きていきたいと思い悩んでいた時期に、落語、講談、浪曲に出会い、これだと思った。浪曲は時代劇でありミュージカルだという。やっとこれだというものに出会い平成15年7月10日に2代目春野百合子に弟子入り。
昨年でデビュー10周年。大阪市の助成金はカット、文化庁の助成金は半額になる中、今年はクラウドファンディングで集めた資金をもとにNY、アモイ、ベルリンでの英語公演を敢行。できれば劇場に足を運んでもらいたいと思いつつ、気軽に浪曲を聞いてもらいたいという思いからカフェやBarでも公演を実施。その数、年間約200ステージ! 更に古い話だけでは若い新しい人達に楽しんでもらえない、と現代のOL(独身女性)を対象にした演目等も新たに披露している。
<浪曲鑑賞>
「平成女事情」 現代を生きるアラサー女性の悲哀を面白おかしく。
「好色五人女 樽屋おせん」 井原西鶴原作。大阪天満の樽屋の女房おせんの物語。たっぷり30分鑑賞。
「待ってました!」「たっぷり!」「日本一!」の掛け声を教わり、劇場気分を味わいながら浪曲鑑賞。曲師一風亭初月さんの三味線に乗って、いくつもの声色を使い分ける春野恵子さんの表現力に圧倒され、拍手喝采の中終了しました。鑑賞するのに夢中になり、気付いたら写真を撮るのを忘れていました(すみません!)。
キーノートに続いてワールドカフェ形式で3つのグループに分かれて対話を行いました。
今回のテーブルテーマは以下の3つでした。
①我が国の伝統芸能を復興する為には?
②美術、芸術、演劇、文学等、日本の文化度(レベル)向上に必要なことは?
③まんが、アニメ、ゲームは日本の伝統文化になれるか?
ワールドカフェ終了後の懇親会に、翌日公演を控えていた春野恵子さんは残念ながら参加できませんでしたが、集まったメンバーで親睦を深めました。今回も初めての参加者が加わり、少しずつ東大卒業生のネットワークが広がっていることを感じました。

○ 次回は11月30日(日)開催予定
スピーチテーマは「私、ずっと原子力やってます!」
東京大学で原子力を専攻し修士課程修了後、関西電力に入社、30年間原子力発電一筋で仕事をしてきた示野哲男氏に講師をお願いします。他では聞けない原子力の裏話が聞けるかもしれません!?
○ そして更に続けて来年2月21日(土)開催予定
講師は梶浦秀樹氏。東京大学法学部を卒業後、日本国有鉄道や小売チェーンの代表取締役等を経て、2003年株式会社庵設立。現在は京都の町家を改修し滞在施設として活用する「京町家ステイ」を展開。スピーチテーマは未定ですが、地域の資産を活用した観光まちづくりについてご講演頂く予定です。
詳細が決まりましたら関西東大会のホームページでお知らせしますので、そちらでご確認ください。皆さん、奮ってご参加ください!!

